静かな門【カンボジア】

【カンボジア】
アンコールワットのまわりにはいくつかの門があるが、
この門の周辺にはあまり人がいなかった・・・
静かな門
ひっそりとそこに存在する門だけを見ていると
自分がどの時代にいるのかわからなくなる。
今ここで時をあらわすのは自然の緑と門、
そして俺という存在だけだ。
2008年03月27日 Posted by hira at 06:42 │Comments(0) │カンボジア
旅物語6-砂の砂漠編-

8月25日
とりあえず、楠木と上海駅の外国人専用切符へ
地下鉄をつかって移動した。
この切符売り場の横のホテル入り口で日本人が
殺されたとかいう噂をきいたことがあるが・・・
旅先には噂はつきものだ、いちいち信じてはいられない。
寝台車の硬臥(二等寝台)が欲しかったが、
軟臥(一等寝台)のみ、しかも8月29日・・・
硬座(二等イス)はあるが、50時間イスはこのときの
私には考えられなかった。
旅行会社を何件かまわってみたが、
返答は同じなので、外国人専用窓口に再びむかう。
しかし、時間がない仕方なくタクシーを使ったが、
富士急のフジヤマなんか目じゃないくらいのスリルだった。
高速なんてもう、
「レースでもしてるんですか??」
と聞きたいくらいだった。
着いてチケットを買おうとすると
もう30日しかないという・・・
早くも計画変更!!!出発を30日に!!
船であったマコ、ゴイチと
17時に飯を食う約束をしていたので、
待ち合わせ場所に行ってみると、
船であったシンゴもいた。
南京路でユウイチにも偶然再会したので、
6人で上海をぶらついた。
明日はマックに15時に約束してある・・・
まるで日本みたいだ。
いまだ植民地時代の租界の面影を
色濃く残すバンドに向かう。
長江の支流とその川むこうの未来都市ともいえる
新天地にある500m近い高さを誇るテレビ塔を
ながめながらさっきローソンでかったビールを飲む。
後ろには古き町並みを背負い、
前にはあたらしい町並みを見る。
後ろには過去、前には未来、
ときのハザマにいるわけだ。
過去と未来の間だから、
いま自分がいる場所こそが、
「今」とも言えるか・・・
半年まえも同じようにここバンドで飲んだビールは
格別だった・・・もちろん今も最高だ。
上海でもっとも美しいであろう夜景の一つをみながら、
これからの旅に思いを馳せて飲むビール!!!
まさに旅の味だ。
・・・明日から何しよう・・・
2008年03月26日 Posted by hira at 12:00 │Comments(0) │旅日記(砂の砂漠編-中国-)
シリアの白バイ【シリア】

【シリア】
日本の車や、日本のバイクは本当に世界で見ることができる。
シリアの白バイは
スズキのバイクを使っていた。
日本の技術力が世界に
認められているということを
俺は誇りに思う。
旅をすると本当に日本が好きになるね。
2008年03月26日 Posted by hira at 07:32 │Comments(0) │シリア
旅物語5-砂の砂漠編-

8月25日
いま私は会議室にいる・・
別に仕事をして会議をしているわけではない。
今日の11時から、入国がはじまった入国審査は
半年前に感じたように、ものすごく簡単で、
検査らしい検査も日本人である我々にはなかった・・・
だが、中国人である元直だけはしっかりと検査されていた。
さっきまで、同じように話していたのにパスポートが中国な
だけでここまで扱いが違うのだ・・・すこし違和感を感じ、
少し悲しくなった。
さて、半年まえの記憶をたよりに歩いてホテルにいこうかと
考えていると船で知り合った楠とドイツ人のマット、アメリカ人のブライアン、ヨーロピアン二人とタクシーを使い
船長酒店(キャプテンズ ホステル)という名前はかっこいい
安宿に行くことになった。
そこは半年まえに私に一人旅の醍醐味の一つを教えてくれた
場所でもある。
しかし、なんだこの展開は突然大人数の多国籍だ!!
だが、まだまだ急展開は続く船長酒店には問題なく到着したが・・・渡されたカギは「607」つまり6階だが、
ドミトリーは4階までのはず・・・あやしい・・・
6階にいくと「meeting room」と書かれた札の下に
「607」と張り紙があった。
どうやら、会議室にベッドを運び込んだドミらしい。
フロント!!一言くらい言えよな~と文句を一言いって
大笑いして部屋にみんなで入る。
料金は通常と変わらず1泊50元(800円)だった。
われらの部屋は一緒にきた面子以外に、
韓国人とあと他に二人いる九人部屋!!
つまり、最低でも5カ国の人間が一部屋にいるわけで、
おもろい感じだ。
そんなわけで、会議室で日記を書いているわけだ。
まずは駅にトルファンへの電車のチケットを
確保しにいくかな~
2008年03月25日 Posted by hira at 22:00 │Comments(0) │旅日記(砂の砂漠編-中国-)
旅物語4-砂の砂漠編-

8月25日
・・・上海まで後少し、感傷にひたる私の横で、
タンザニア出身で上海に留学中のオミィが
誰よりもはしゃぎまくっていた。
なぜ、上海に住んでいるオミィが一番はしゃいでいるのだろう??
誰の心も待ちわびた到着に浮き足立っているはずなのに、
上海に住んでいるオミィが一番騒いでいた。
もっと私も感情を表にだして、喜んでもいいのではないだろうか、少しオミィがうらやましかった。
そんなオミィが帰りに上海によった時は泊めてくれるそうだ、
それまで覚えていてくれるだろうか・・・少し心配になる。
上陸開始は11時ころ、荷物を整理せねば!!
※余談だが、オミィとは2008年のいまでも連絡おとりあっている。
彼との出会いでアフリカについての偏見を防ぐことができ、
彼には感謝している。
2008年03月25日 Posted by hira at 12:00 │Comments(0) │旅日記(砂の砂漠編-中国-)
旅物語3-砂の砂漠編-

8月24日 イレズミ
朝起きてやることがない・・・
しかたないので、あくまでやることがないから、
しょうがなく、ビールを飲む。
しかたねーじゃん、ビールもジュースも同じ値段
なんだから、そりゃあビール飲むさ。
とりあえず、3時間ほど飲んだ・・・うんまい!!
タンザニア人のオミィに声をかけて、トランプをはじめた。
トランプは便利だ、多くの国で使われて共通のゲームも多く、
片言の英語の会話でも充分に遊べる。
この時にやったのは、「last card」というゲーム、
ウノのようでおもしろい。
ありあまる時間は拷問に近い。
360度海に囲まれた今の状況で、どこかに行く事もできない。
外にでて海を見ながら、ビールを飲む、飲む、飲む・・・
船が揺れて自分が酔っているのか、
船が揺れているのかよくわからなくなる。
夕飯に奮発してトンカツを食べた。
最後の和食か・・・トンカツって和食か??
そとに出ると夕陽がきれいだ・・・
海と夕陽だけの世界・・・変化があるのは沈み行く夕陽だけ・・・
夕陽にかわり時期に星ぼしが顔をだすだろう。
海の上は彼らの世界なのだ。
船には実は卓球台がある。
というわけで!!やらうじゃないか、卓球大会!!
船とともに台もやっている人も揺れるので、
別のスポーツのような感じだ。
優勝したのは、オミィだ。
タンザニアは卓球強いのかな・・・
寝るまえに外に行く・・・星がない。
前日は一面の星空だったが、自分の予想に反して星はなかった。
そこは完全な闇の世界・・・
どこを見ても明かりのない海、あるのは波の音と風だけ。
ここち良い風だ、何もない闇もここまで何もないとここち良い。
今日も展望風呂に忍びこんだ。
鈴木さんが途中から入ってきた・・・
彼の背中にはコンパスのイレズミがある。
そして、前にはナイフの刺し傷・・・
彼はアフリカ系のアメリカ人と日本人とのハーフで
そのことで、小さいときに良くいじめられたと言う。
彼のいじめの原因はなくすことのできないものだ。
ハーフであるという事実をなくすということは、
できるわけがないからだ。
強くなるしかないのだ・・・だから鈴木さんには雰囲気がある。
器の大きな人たち特有の雰囲気・・・オーラがあるのだ。
明日はいよいよ、上海に到着する。
経験を積んで1mmでもいいから、彼に近づきたい。
洗濯をしてねた。
2008年03月24日 Posted by hira at 12:00 │Comments(0) │旅日記(砂の砂漠編-中国-)
旅物語2-砂の砂漠編-

8月23日 15歳の女の子
中国船籍の蘇州号、この船はそんなに大きな船ではない・・・
半日もかからずに全て見てしまえるサイズだ。
そんなわけで夜になるとかなり暇をもてあましはじめるわけだが、
前回の旅で使用した鑑真号同様にこの船にも自販機がある。
そうビールも売っているのだ、し・か・も・ジュース150円、
ビールも150円!!
もはや、考える必要もなし!!一直線にビールの自販機に直進、
金を入れてボタンを押して、缶をとって・・・「プシュッ!!」
船が揺れているので、飲む前から酔っているようだ、
これでは酔ってもわからないのではないだろうか・・・。
知り合った旅の仲間達とこれからの行き先について話しながら
ビールを飲んでいるとタテキの友達で彼同様に
上海に住んでいる15歳の女の子ルミナがやってきた。
「この子、さっき船尾で電話して泣いていた子だな」
ソファーに座りながらみんなで会話をしているうちに
ルミナの恋愛相談になっている。
話しの内容も見た目も15歳の女の子には見えない、
ゴイチとマコと俺は話しを聞いて固まった・・・
付き合って、初日に彼氏と寝て、二日目で別れているのだ。
固まる俺たちをよそに、鈴木さん
「ぶっちゃけさ、まだ痛いだけだろ~はっはっは」
「だいたい、日本海に橋かけても会いに行くなんて彼氏は
言ってたみたいだけどさ、そんなのムリだとおもってるだろ?」
ルミナが笑いながら、うなずいた。
「ムリだよね~はは」
沈みかけたその場の雰囲気が、また明るくなった。
ルミナはけっして悪い子ではないと思うし、
話していてまだまだ15歳だなという面
もたくさんでてきた、日本とは異なる上海で生活していて
しっかりしなければならない環境にいるためか
大人びて見えたが、やはりまだまだ15歳だ。
蘇州号には展望風呂というものがある。
1等船室以上の者のみが入れるという
肩書きだけはVIPな風呂だ。
さて俺はもちろん2等のBなので、
夜中に忍びこむことにした。
といっても、見張りもいないので
堂々と湯船につかって、展望風呂を満喫したが!!
展望風呂といっても、星も海も見えやしない・・・。
でも、こういうドキドキが一人旅の醍醐味だ!!
まだ明日まるまる船の中なんだよな~
何しよう・・・
おそらく鈴木さんと俺には年の差以上の
経験の差があるのだろうなと感じたが、
彼の経験がどのようなものなのか、
このときはわからなかった。
2008年03月23日 Posted by hira at 22:00 │Comments(0) │旅日記(砂の砂漠編-中国-)
バイク屋さん【カンボジア】

【カンボジア】
コーケーへの道の途中にバイクはパンクしまくっていた。
全工程で5時間くらいかな・・・
その中で3回はパンクした。
ガイドブックに
山賊
に注意といわれるエリアに置き去りにされたり、
その辺の家族と仲よく話をしたり・・・
まあ、けっこう楽しかったんだが・・・
パンク修理をしてもらったある店は
写真のような感じ・・・バイク修理屋というよりは
自転車修理屋だよな。
2008年03月23日 Posted by hira at 21:01 │Comments(0) │カンボジア
旅物語1-砂の砂漠編-

※シルクロードの旅人
街灯のほとんどない、砂漠の入り口の町、
民家の門にはロバがいて、門から家の中の様子がわかる。
裸電球のわずかな灯かりで孫をなでる老婆のシルエット
が見え、夜の闇と満点の星空、古き家・・・
それらの影響か不思議な感覚に見舞われた。
私が感じたのは、はるか昔から変わらないであろうもの、
シルクロードと旅のにおいではないだろうか。
実際に見た者にしかわからない感覚・・・
まるでタイムスリップしたかのようであり、
かつてシルクロードを旅した旅人と同じ心境を味い
自分自身も旅人になった瞬間だった。
※旅立ち(8・22)
私が旅人になる瞬間よりかなり前の8月22日、
私はまだ大阪にいた。
大阪港より出港する蘇州号に乗るためだ。
飛行機よりも格安なこの船に乗るためにはるばる
静岡から鈍行でやってきた。
日本最後の夜、私の部屋には五人の人がいた・・・が、
5人のうち3人が外国人という状況!!
日本なのに日本人の方が少ない・・・
しかも私が話してたのはオーストラリア人・・・
もちろん英語。
最後の夕飯は屋台の250円のお好み焼き。
こうして日本語の会話もないまま屋台の夕飯で終わる
日本最後の夜、そして旅の最初の夜・・・
先が思いやられる。