『写真展~Neighbour in the world』                                     場所:ギャラリー とりこ(セノバから東に徒歩5分)                          開催期間:                                          2012年2月17日~2月20日                                  『Asia Portrait 』 http://hira-photo-world.blogspot.com/                                   

旅物語21-砂の砂漠編-




8月29日 上海

半年ぶりに中国に来ているのだが・・・
わずか6ヶ月で偽物市場は変わっていた。

前は有名ブランドのバッグや、財布が
店の前にズラーッとならんでいたのだが
それらがない。
少なくとも店の前には置いてなかった。

規制が厳しくなったそうだ。

それでも、この市場の活気はかわらなかった。
しばらく、歩いていると

「トケイカワナイカ??」

と声をかけてくる親父が半年前と同じように
声をかえてくるし、スポーツブランドの工場から
横流しされてくるB級品も大量に売られていた。

店をひやかしながら、
適正価格を探っていく、
同じ商品を扱っている店がたくさんあるので、
何軒かまわって、いくらまで安くなるのかを
さぐるのだ。

「前の店じゃあ○元だったのにな、もっと安くならない??」

これが決め台詞だ。

私は旅で必要なサブバックと帽子を手に入れ、
昨日知り合ったタクさんと合流し「上海雑技団」を
みるため市場をあとにした。

  


2008年05月26日 Posted by hira at 20:00Comments(0)旅日記(砂の砂漠編-中国-)

旅物語20-砂の砂漠編-




上海 8月29日

上海にも実は吉野屋がある。

「松屋」、「すきや」はあっても、
吉野屋は行ったことがなかった私は
中国人の友人達と一緒に初めての吉野屋を経験した。


お馴染みの牛丼以外にも、鶏肉をつかった物??が
あり、日本で聞いていた吉野屋とはかなり違っていた。

そしてもっとも驚くべきはセットメニュー、
何も言わないとセットにはかならず
コーラがついてくる・・・・。

「牛丼にコーラって・・・」

マックやKFCに対抗して、
ファーストフード店を意識しているのだろうが・・・
無理がある気がする。

マックやKFCはいつも混んでいるが、
吉野屋はその若者を意識した店がまえにも
かかわらず、お客はほとんどいなかった。

だが、日本人の私にはありがたい店だ。

海外で日本食を食べると、
当たりハズレがあり、

「高い金払ったのに、ふざけんな!!」

と言いたくなるときもあるが、
そこは吉野屋、期待通りの味、日本の味だった。

私が牛丼に感動していると、
目の前で三人がなにやら話しをしている、

「拓也、このお昼は僕ら3人がおごるよ」

素直に嬉しかった。
日本でおごってもらう時の
「ついてる」と思うのよりも
もう一つ重い感情で「うれしかった」のだ。

私が彼らにできることは、
日本から持ってきた絵葉書を
あげることくらいだったが、
感謝をあらわせる物を言葉とともに
渡せたことがうれしかった。

素敵な出会いほど別れはつらくなる。


もう二度と会えないであろうことは
心のどこかでわかっていても、
それでも「また会おう」という言葉を別れの時に
言ってしまうのは本気でまた会いたいからだろう。

中国の友人達と別れ、
私はサブバックを手に入れるために、
マーケットに向って歩き始めた。

そう私が「偽物市場」と呼んでいる場所へ!!
  


2008年05月13日 Posted by hira at 12:00Comments(0)旅日記(砂の砂漠編-中国-)

旅物語19-砂の砂漠編-



8月29日 上海

杭州から、再び上海に戻っていた。

爽快な朝とはほど遠い、寝不足の目覚め・・・
寝むい目をこすりながら、起きてホテルのフロントに向う。

昨日、杭州から戻る途中に知り合った学生3人と今日遊ぶ
約束をしていたのだ。

フロントにつくとトニーがいた、
トニーという名前だが、中国人だ。
いや、正確にいうと彼の名前はトニーではない。

都市部の中国人は「ENGLISH NAME」を持っているのだ。

あとの二人がきて、私たちはテレビ塔に向った。
世界で一番高いタワーだ!!(2006年の今は違うかな)

0.5元(8円)の渡船をつかって、バンドの前の川をわたる。
川を渡る手段は昔も今も「橋」か「船」だ、
その形はこれからも変わらないだろう。
100年前の人も100年後の人も基本的には変わっていない。

私は橋よりも船のほうが好きだ、川という一種の境界線を越えている実感を
与えてくれるし、なによりも風が心地いいからだ。

テレビ塔についたが・・・入場料は100元(1500円)
   
         
高い!!


なにやら、3人が話している。
そしてトニーが意を決したように言った。
「僕が一緒にいくよ」
女の子、二人は残るらしい。

100元・・・日本円にしてだいたい1500円か。
さっきの渡船ならば200回乗れる金額だ。

おそらく、行くといった時の決意に満ちた表情が
語るように彼にとっての100元は私の100元とは
意味が違うのだろう。

彼らは杭州出身で上海の学校に通っている。
中国の中では裕福な家庭に育っているほうだろう。
それでも100元は大金なのだ。
中国を旅する中で私はもっと100元の重さを
知らなければいけないと思い知らされた。

100元を払って登ったテレビ塔の景色は
大気汚染のせいなのか、とても美しいとは
言えなかった、正直0・5元の渡船のほうが
嬉しかった。


  


2008年05月04日 Posted by hira at 12:00Comments(0)旅日記(砂の砂漠編-中国-)

旅物語18-砂の砂漠編-




8月28日 杭州

「ショート、モカ」

「thank you]

「日本と値段同じくらいだな・・・」

精神的に弱りまくった、私はスタバにいた。
しかも・・・5時間近く・・・
中国のスタバに長くいると、いかに外国人客が多いかよくわかる。
だいたい、1時間に1組はやってくる。
上海の外文書店で買った英語の小説を読みながら、
ソファーに座り、人間観察・・・

「中国にいるんだよな??」
思わず自分に聞きたくなる状況だ。

どうでもいいが・・・
店員さんが~かわいい!!
  


2008年04月28日 Posted by hira at 00:06Comments(0)旅日記(砂の砂漠編-中国-)

旅物語17-砂の砂漠編-




8月27日 杭州

「~~~~!!」

「何??」

「~~、~」

「わからないから!!」

座っていると、男が中国語で猛然と話しかけてきた。
もちろん、わかるわけもない。
そりゃあ、こんなとこにいたら
留学生に見えるかもしれないけど・・・
こっちは中国語なんて中国の一歳児と互角レベル。


通りかかった人を捕まえて、
中国語を英語に訳してもらうと
どうやら、吉野家の偽ものをオープンするにあたり
料金が高くないか意見を聞きたかったらしい。

「いいんじゃない」適当に答えると納得して去っていった。


ついでに通訳してもらった人に留学生の場所を聞くと
夏だけの短期の人はやはりここらしい!!
カンだけでやってきたが、まさか建物まであっているとは
自分でも驚きだった。

日本人らしい人がでてきたので、通訳してくれた人にお礼をいって
わかれてから、声をかけた。

「すいません!!」

「・・・あれ、平山くん」

知り合いだった・・・


中国で知り合いに会うのはものすごく新鮮だった。
まるで、日本のようで心がやすまった。
旅に向けて硬くなっていた心が柔らかくなったようだ。

そして彼女と何時間か杭州の街をぶらぶらして
・・・そう、彼女に会うのが目的だったのだ。
中国でのデートは・・・もちろん楽しかったが・・・

旅の途中で日本での彼女や仲間に会うことはデメリットもあった。

平気なはずの一人がつらく感じるのだ。
旅をしているときに一番つらいのは一人きりの夜だと思う。
旅の最中は精神が旅モードだから平気なのだが、
このときは、いつになくつらく感じた。

完全に私の内面は日本の友人に会うことで、
旅という非日常に備えたものではなく、
日常に戻ってしまっていたのだ。
  


2008年04月23日 Posted by hira at 12:00Comments(0)旅日記(砂の砂漠編-中国-)

旅物語16-砂の砂漠編-





8月27日 杭州

西湖(シーフー)沿いにプラプラと歩いていく、
この濁った湖もかつては透けるようなきれいな水を
蓄えていたのだろうか。

博物館やお寺はいくつかまわったのだが、
どれも私に沸き立つような興奮は与えてくれなかった。
何時間か真夏の日差しの中を歩いていると、
いつのまにやら、大学の近くまで来ていた。

だが、中国のキャンパスは広かった・・・
こじんまりとした大学の学生である私にとって
これはかなり驚きだった。

杭州で私をはじめに驚かせたのは
この大学のでかさだろう。

当然どこに留学生達がいるかなど
知るわけもなく、適当に歩きはじめた。
正確にいうと適当に歩くしかなかったのだが。

夏の暑い中歩いているのだから喉も渇いてくるが、
大学内にいるのだから店はないだろうと
諦めていると都合よく、学生用の売店があった。
さすがに学生用だけあって安い!!

ここ学生ではないが、そんなことは関係ない。
しゃべらばければ外部の人間だなんてわからなし、
問題ないだろうと、水を購入して外にでると
目の前には「国際~~」という看板が・・・

「ここっぽいな・・・」

建物内に入るのはさすがに気がひけるので、
しばらく外で座って待つことにした。
どうせ時間はあるし、杭州で他にやることもないのだ。
  


2008年04月17日 Posted by hira at 12:00Comments(0)旅日記(砂の砂漠編-中国-)

旅物語15-砂の砂漠編




8月27日 杭州

この街はどこか、地元の静岡と雰囲気が似ている。
大都市ではなく、かといって田舎でもなく、
それでいて自然もあり、大都市も近くにある。
ゆっくりとした雰囲気の街だった。
なんとなく、静岡と姉妹都市なのが納得できた気がした。

うるさい客引きもいない街をゆっくり歩いていると
安宿を探しあるくのがバカらしく感じられて、
ひどくメンドウに思えてきた。

どうやら、街のゆっくりとした雰囲気にのまれてしまったようだ。

安宿を探すのをやめて西湖のすぐ目の前
シングル200元(3000円)の安宿ではなく
ホテルに泊まることにした。

だが・・・一階の部屋には鉄格子があり、
そしてかなり暗かった・・・。

とりあえず、セッコウ大学を目指して出発・・・

「・・・・」
「どこにあるんだろ?」

あわてて駅で買った杭州の地図をひろげる。

「・・あった!!・・・」
「二つあるんだが・・」

適当に西湖沿いに歩いて大学を目指すことにした。


「大学に到着しなければいけないわけではないのだ、
 適当にいけばいい。」

そう考えるとかなり気持ちが軽くなった。


※3000円のホテルは私の一人旅では最高値です。
出張では五つ☆ホテルのエグゼグティブルームに泊まりましたが
普段の安宿とのあまりの格差に居心地が悪かったです・・・
  


2008年04月11日 Posted by hira at 19:00Comments(0)旅日記(砂の砂漠編-中国-)

旅物語14-砂の砂漠編-



8月27日

明日には上海に帰らなければならないので、
汽車のチケットを買っておくことにしたのだが、
外国人用のチケット売り場が
非常にわかりにくかった・・・
上海もけしてわかりやくはないし、
外国人専用の切符売り場を見つけるのに
疲れてしまう。

まあ、外国人料金が廃止された今も
外国人専用窓口が残っているのは
中国政府からの旅人への貴重な贈り物とも
いうことができるか。

市バスに乗り込みとりあえずは、
西湖(シーフー)を目指す。
バスの中には日本語も英語もわかる
かわいい女の子とその家族と
残念ながら彼氏らしい人がいて、
親切にいろいろ教えてくれて
少しドキドキしていたが、
安いホテルを聞くまえにバスを降りてしまった。

それでも、このかわいい女の子とその家族の
親切は新しい街について疲れていた私の
こころを癒してくれた。

西湖が見えてくる・・・・
水が黒い・・・
いったいどこが、きれいなんだ??
「まるで、巨大な水たまりじゃあないか」

杭州にある最大の観光名所が西湖であることを
考えると、この街で観光は期待できなそうだ。

バスを降り、私は宿を探しはじめた。

  


2008年04月09日 Posted by hira at 12:00Comments(0)旅日記(砂の砂漠編-中国-)

旅物語13-砂の砂漠編-




8月27日 出上海

ピピッ!!ピピピッ!!!

「???」

「うるせ~な」

「??・・・やっべ、目覚ましだ!!」

いまはまだ朝の5時、
私はドミトリーでなりまくる、
目覚まし時計と格闘していた。

朝っぱらから「Sorry」を連発する・・・

こういう時ほど、止まらないものだ。
慌てふためきながら奇跡的にも
電池を抜くという手段を思いついた。

「7時20分発の汽車にするんじゃなかった」

そう上海を出るのだ!!とはいっても、
ウイグル自治区にいくのではなく
行き先は美しき西湖(シーフー)のある杭州。

実は杭州に特別行きたいわけでなかったが、
ウイグル自治区行きの汽車のチケットは
8月30日発なので正直に言うと、
上海での時間を持て余していた。
ちょうど同じ大学の人達が杭州に
短期留学中だから会いに行って見ようと
昨日のうちに汽車のチケットを買っておいたのだ。

杭州大学にいるということ以外は何も知らないが、
「会えればよし、会えなくてもまあいいだろう」と
一泊二日の杭州行きを計画した。

汽車にはいつになく、楽に乗ることができて
席はきれいだった、しかも二階だての二階席!!

一点文句を言うならば、
私の後ろの方の席で水が漏れているらしく、
騒ぎになっていることくらいか・・・。
しかし、どこから水が漏れるんだ??


もちろん、今日の天気は晴れだ。
  


2008年04月05日 Posted by hira at 20:00Comments(2)旅日記(砂の砂漠編-中国-)

旅物語12-砂の砂漠編-




8月27日 出会いと別れ

15時にマックの前に待ち合わせをしていた、
ゴイチとキムがなかなかやってこない・・・
どれくらい待ったのだろうか・・・
こんな時は携帯のありがたさがよくわかる。

だが、ゆっくりと時間の流れる旅の中では
携帯電話はふさわしくないだろう。
考えごとでもしながら、旅仲間と話して
ゆっくりと待てばいいのだ・・・

人生で出会いと別れは大きな意味をもつ場合が多いと思う。

出会いがあれば別れは必ずある、
普段日本で生活しているときは出会いも別れも
非常にゆっくりと繰り返される。

しかし、旅の中では出会いと別れは日々繰り返される。
日常の中に非日常であるはずの出会いと別れがあるのだ。
すばらしい人との出会いの機会も多く存在するかわりに
命の危険や困難を乗り越えた仲間や、
心の底から笑い、感動した仲間ともすぐに別れはやってくる。

二泊三日の船旅とここ上海での日々を供にすごした、
仲間達が全員揃うのは今日で最後だ。

旅での別れはその多くが一生の別れを意味する。

そう、すまなそうな顔をしながら
私たちへのお土産の小龍包を持った
このやさしい二人とも今日でお別れなのだ・・・

そんな、別れを少しでも楽しくする為に、
私たちは「地球の歩き方」にある少し高めのレストランに行くことにした。
円卓にすわり、注文したメイン料理は北京ダック!!
上海だけど北京ダック!!そしてやはり青島ビール!!
牛肉の炒め物、チャーハン、スープ、などなど
ここ数日の節約がうそのようだ。

これからはじまるそれぞれの旅と仲間に乾杯をして、
このひとり60元(900円)ほどの豪華な料理を味わった。

北京ダックは大変おいしく、
また酒のおかげもあってか笑いのある別れにすることができた。

「みんな良い旅、良い出会いを!!」

*余談だが、ゴイチや楠木とはいまでも交流があり、
上海ハニーのハイヤンともメールのやりとりはある。
しかも、彼女は母親になったらしい!!心からおめでとうを言いたい!!  


2008年04月03日 Posted by hira at 12:00Comments(0)旅日記(砂の砂漠編-中国-)