『写真展~Neighbour in the world』                                     場所:ギャラリー とりこ(セノバから東に徒歩5分)                          開催期間:                                          2012年2月17日~2月20日                                  『Asia Portrait 』 http://hira-photo-world.blogspot.com/                                   

旅物語17-砂の砂漠編-

旅物語17-砂の砂漠編-


8月27日 杭州

「~~~~!!」

「何??」

「~~、~」

「わからないから!!」

座っていると、男が中国語で猛然と話しかけてきた。
もちろん、わかるわけもない。
そりゃあ、こんなとこにいたら
留学生に見えるかもしれないけど・・・
こっちは中国語なんて中国の一歳児と互角レベル。


通りかかった人を捕まえて、
中国語を英語に訳してもらうと
どうやら、吉野家の偽ものをオープンするにあたり
料金が高くないか意見を聞きたかったらしい。

「いいんじゃない」適当に答えると納得して去っていった。


ついでに通訳してもらった人に留学生の場所を聞くと
夏だけの短期の人はやはりここらしい!!
カンだけでやってきたが、まさか建物まであっているとは
自分でも驚きだった。

日本人らしい人がでてきたので、通訳してくれた人にお礼をいって
わかれてから、声をかけた。

「すいません!!」

「・・・あれ、平山くん」

知り合いだった・・・


中国で知り合いに会うのはものすごく新鮮だった。
まるで、日本のようで心がやすまった。
旅に向けて硬くなっていた心が柔らかくなったようだ。

そして彼女と何時間か杭州の街をぶらぶらして
・・・そう、彼女に会うのが目的だったのだ。
中国でのデートは・・・もちろん楽しかったが・・・

旅の途中で日本での彼女や仲間に会うことはデメリットもあった。

平気なはずの一人がつらく感じるのだ。
旅をしているときに一番つらいのは一人きりの夜だと思う。
旅の最中は精神が旅モードだから平気なのだが、
このときは、いつになくつらく感じた。

完全に私の内面は日本の友人に会うことで、
旅という非日常に備えたものではなく、
日常に戻ってしまっていたのだ。



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