旅物語14-砂の砂漠編-

8月27日
明日には上海に帰らなければならないので、
汽車のチケットを買っておくことにしたのだが、
外国人用のチケット売り場が
非常にわかりにくかった・・・
上海もけしてわかりやくはないし、
外国人専用の切符売り場を見つけるのに
疲れてしまう。
まあ、外国人料金が廃止された今も
外国人専用窓口が残っているのは
中国政府からの旅人への貴重な贈り物とも
いうことができるか。
市バスに乗り込みとりあえずは、
西湖(シーフー)を目指す。
バスの中には日本語も英語もわかる
かわいい女の子とその家族と
残念ながら彼氏らしい人がいて、
親切にいろいろ教えてくれて
少しドキドキしていたが、
安いホテルを聞くまえにバスを降りてしまった。
それでも、このかわいい女の子とその家族の
親切は新しい街について疲れていた私の
こころを癒してくれた。
西湖が見えてくる・・・・
水が黒い・・・
いったいどこが、きれいなんだ??
「まるで、巨大な水たまりじゃあないか」
杭州にある最大の観光名所が西湖であることを
考えると、この街で観光は期待できなそうだ。
バスを降り、私は宿を探しはじめた。