旅物語15-砂の砂漠編

8月27日 杭州
この街はどこか、地元の静岡と雰囲気が似ている。
大都市ではなく、かといって田舎でもなく、
それでいて自然もあり、大都市も近くにある。
ゆっくりとした雰囲気の街だった。
なんとなく、静岡と姉妹都市なのが納得できた気がした。
うるさい客引きもいない街をゆっくり歩いていると
安宿を探しあるくのがバカらしく感じられて、
ひどくメンドウに思えてきた。
どうやら、街のゆっくりとした雰囲気にのまれてしまったようだ。
安宿を探すのをやめて西湖のすぐ目の前
シングル200元(3000円)の安宿ではなく
ホテルに泊まることにした。
だが・・・一階の部屋には鉄格子があり、
そしてかなり暗かった・・・。
とりあえず、セッコウ大学を目指して出発・・・
「・・・・」
「どこにあるんだろ?」
あわてて駅で買った杭州の地図をひろげる。
「・・あった!!・・・」
「二つあるんだが・・」
適当に西湖沿いに歩いて大学を目指すことにした。
「大学に到着しなければいけないわけではないのだ、
適当にいけばいい。」
そう考えるとかなり気持ちが軽くなった。
※3000円のホテルは私の一人旅では最高値です。
出張では五つ☆ホテルのエグゼグティブルームに泊まりましたが
普段の安宿とのあまりの格差に居心地が悪かったです・・・